ヤクルト・清水昇、「八回の男」返り咲きへ直球を磨き直す! 瞬発系のトレーニングも導入
〝定位置〟返り咲きを目指す! ヤクルト・清水昇投手(28)が29日、神宮外苑で行われた秋季練習に参加。今季は先発にも挑戦したが、高津臣吾監督(55)からの「リリーフとして1イニング任せるのが一番いい。そこのポジションにまた戻ってきてほしい」という期待を受け、来季への決意をにじませた。 「もう一回ゼロから築き上げたい。信頼を取り戻さない限りは、いい場面では投げさせてもらえない。期待されている以上の状態で戻れれば」 2025年はリスタートのシーズンだ。20年から2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝くなどセットアッパーとして活躍。ただ今季は開幕から状態が上がらず、17試合で0勝3敗、防御率7.27、2セーブ、2ホールド。7月以降は2軍で先発調整していた。 再びポジションを勝ち取るために、原点である直球を磨き直す。「困ったときに真っすぐを絶対に投げられる自信を持ってマウンドに立てない限りは厳しい。100%の力感で100%のコントロールを追い求めたい」。右足を蹴る力など瞬間的な出力を上げるため、オフシーズンは瞬発系のトレーニングを重点的に行っている。 2年連続リーグ5位に終わった今季は、勝ちパターンを決めきれなかった。巻き返しへ「八回の男」の復活が待たれる。(赤尾裕希)