“O脚”や“X脚”はゴルフスイングにどう影響する? かたちによってスタンスの幅を変えた方がいいって本当!?
脚の形は構えたときのバランスの取り方に関係してくる
身長や体重と同様に脚のかたちも人それぞれです。O脚やX脚はゴルフスイングにどのような影響を与えるのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏に聞きました。 【写真】ドライバーのロフトを立てた構えで失敗するゴルファーが多い! これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です
「脚のかたちは構えた際のバランスの取り方に関係してくると思います。たとえば、O脚の人の場合は、足の小指側に重心が偏って、太ももやふくらはぎの外側かつ、つま先側に重心がかかりやすいです。反対にX脚の人の場合は、親指の方に重心が偏りやすいため、内側かつかかと側に重心がかかる傾向が強いです」 「脚のかたちを変えるのは難しいですから、自分がどのタイプのかたちに該当するのかを見極め、普段立っている時とは逆方向に体重をかけるといったことをイメージできれば、バランスよくアドレスが取れるようになると思います」 「また、スタンスをとる時に『足を肩幅まで広げるべき』とも言われますが、これはあくまでも“目安”にしか過ぎないことを覚えておくと良いでしょう」 「O脚で重心がつま先寄りに立って体重移動をあまりしない人は、身体の回転がしやすい狭いスタンス幅が適しています。一方で、X脚でかかと寄りで立って体重移動を多くする人は、スタンス幅を広くすると力を安定して伝えられるようになります」 「スタンス幅は肩幅に合わせる」というのがゴルフのセオリーではあるものの、実際はゴルファーひとり一人の体格やスイングの特性に応じて、柔軟に調整する必要がある、と三浦氏は言います。 O脚やX脚の人は、足裏のどのあたりに重心がかかっているかを意識して調整すれば、適切なアドレスを取れるようになるでしょう。
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