Bリーグ、滋賀―三遠戦が試合中に中止 選手倒れ一時意識なく 病院へ緊急搬送 会場騒然「手当により落ち着きを取り戻した」
プロバスケットボール男子「りそなBリーグ」は5日、各地で第16節が行われ、滋賀VS三遠の一戦が第3クオーター(Q)途中で中断し、中止が決定した。滋賀のハビエル・カーターが試合中に倒れ、病院へ緊急搬送された。チームは公式Xで「容態は手当により落ち着きを取り戻しましたが、病院へ搬送され治療を受けております」と状況を説明した。 滋賀リードの第3クオーター(Q)残り1分21秒、ふらついたカーターは突如、コートに倒れた。両チームの選手は一斉にスタッフや関係者を呼び寄せ、会場は騒然となった。カーターは起き上がることができず、その後担架で会場の外へと運ばれた。 1時間以上試合は再開せず、中止が決定。滋賀の原毅人社長はコートに姿を見せ、「本日もたくさんのみなさまにお集まりいただきましたこと大変、感謝しております。一方でこれだけの時間、みなさまをお待たせしてしまったこと、また試合が中止となってしまったこと、大変申し訳なく感じております」と話した。倒れたカーターの状態については「会場を後にする頃には意識を取り戻した」と説明。会場のファンからは大きな拍手がわき起こった。続けて「救急車で病院に搬送されている。会場を出る頃にはしゃべっている姿を確認できている」とした。 中止になった経緯については「なかなか起こりえない状況が起きてしまったところの精神的な、感情的なところを鑑みて、選手、スタッフファーストというところで、リーグと協議して決断した」と語った。
報知新聞社