鈴木誠也、変則スイングでデビューから3年連続2桁となる10号本塁打 右打者では日本人初
<ブルワーズ4-2カブス>◇28日(日本時間29日)◇アメリカンファミリーフィールド カブス鈴木誠也外野手(29)が3年連続の2桁到達となる10号本塁打を放った。ブルワーズ戦の4回1死、広島時代にも対戦経験がある元ソフトバンクのレイが投じた2球目のカットボールを左翼ポール際の2階席まで運んだ。内角高めの球に、バットを左肘から抜きながら、かぶせるような変則スイングで対応した。同地区相手の先制アーチに、一塁と三塁を回る際、2度右手を掲げた。 デビューから3年連続の2桁本塁打は松井秀、福留に次ぐ日本人3人目で、右打者では初めて。通算44本塁打も同5位の井口に並んだ。これで5試合連続安打&3試合連続長打で、本塁打は6月に入って4本目と調子を上げてきた。カ軍は中地区最下位だが、鈴木は同地区首位のブ軍戦に強く、敵地アメリカンファミリーフィールドでは、ビジター球場で最多の通算4本目となった。 ▼カブス鈴木が10号本塁打。大リーグ移籍後の本塁打は22年14本、23年20本に次ぎ3年連続で2桁に到達した。デビューから3年連続2桁本塁打をマークした日本選手は03~05年松井秀、08~10年福留に次ぎ3人目。右打者で3度の2桁本塁打は井口、城島の各2度を上回る最多。通算44本塁打は歴代5位の井口に並んだ。