バークシャー、ドミノ・ピザ株購入-アップル株保有縮小
(ブルームバーグ): 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは7-9月(第3四半期)にドミノ・ピザとプールの株式を購入した。一方で、 長期保有していた投資の一部を縮小した。
14日の届け出によると、バークシャーはピザ小売りのドミノ・ピザの株式を約130万株取得。保有比率は3.6%で、評価額は5億5000万ドル(約857億円)。プール用品販売のプールの株式1%(約1億5200万ドル相当)も取得した。
届け出を受け、米株式市場時間外取引でドミノ・ピザ株とプール株は7%余り急伸した。
投資の神様とも呼ばれるバフェット氏(94)の動きは広く注目され、熱心な信奉者に模倣されている。バフェット氏はここ数カ月間、保有株の一部を売却しており、アップル株を約25%減らした。バンク・オブ・アメリカ(BofA)株の保有比率は、当局から迅速な開示が求められる基準の10%を下回る水準に減らした。
また、4-6月(第2四半期)に取得した化粧品小売りのアルタ・ビューティー株の大半を売却した。アルタ・ビューティーの株価は時間外取引で4%強値下がりした。
アップル株売却により、バークシャーによるテクノロジーセクターへの配分は約3%減少。7-9月期にバークシャーは株式を実質346億ドル売却した。同四半期に自社株買い戻しを行わなかったこともあり、保有株売却でバークシャーの現金保有高は過去最高の3252億ドルに達した。
原題:Buffett’s Berkshire Buys Stakes in Domino’s and Pool Corp. (1)(抜粋)
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Alexandre Rajbhandari