まずは、ＳＮＳで『闇バイト』を募集した疑いで１０代のきょうだいや暴力団幹部の男が逮捕された事件についてです。警察は２６日、４人目の容疑者として新たに１９歳の男を逮捕しました。 この事件は、熊本市に住む１０代のきょうだいと指定暴力団『道仁会』系組幹部の西村 達哉 容疑者（２８）が「短期間で高収入、やりたい人いたら連絡ください」といった内容をＳＮＳに投稿。特殊詐欺の『受け子』や『出し子』といった『闇バイト』を募集した疑いで１１月上旬に逮捕されたものです。 警察は、この事件に関与しているとみて行方を追っていた住所不定、無職の１９歳の男を２７日、職業安定法違反の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、男は『闇バイト』に勧誘するリクルーターグループの一員で、西村容疑者から指示を受け、元々知り合いだったきょうだいに募集を依頼していたと みられています。 警察は、「捜査に支障がある」として男の認否を明らかにしていません。 また、警察は西村容疑者を詐欺未遂の疑いで、きょう再逮捕しました。 西村容疑者は今年５月、仲間と共謀し、東京都に住む８８歳の女性に対して女性の息子になりすまし、「副業関係で会社の金を使い込んだ。あす昼までに６００万円必要」などと電話。 現金６００万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 警察は、「捜査に支障がある」として西村容疑者の認否を明らかにしていません。 被害に気がついた女性の息子が警察に相談。 女性の自宅に現金を受け取りに来た実行役の男が付近を張り込んでいた警察官に逮捕され、未遂に終わったということです。 警察は、西村容疑者がリクルーターのリーダー格とみて調べを進めています。