「プロパンガス」を使用しているのですが、ガス代が平均より高い気がします。安くする方法はありますか?
プロパンガスを使用していると、都市ガスとの料金差が気になる方もいるでしょう。ガス代は利用している会社やプランによっても変わりますが、ある程度の目安を知っておくと今後ガス会社の変更を検討している場合の参考になります。 今回は、プロパンガスと都市ガスの料金基準や価格差、ガス代の節約方法などについてご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
プロパンガスと都市ガスはどれくらい料金が違う?
ガスの料金は「毎月の基本料金+その月の使用量に応じた料金(従量料金)」により決まりますが、プロパンガスと都市ガスでは、料金基準が異なります。 今回は、東京でA社のプロパンガスとB社の都市ガスの料金基準を比較しましょう。まず、プロパンガスの基準は以下の通りです。 ・基本料金は月に2310円 ・使用量が10立方メートルまでは1立方メートルあたり715円 ・使用量が10立方メートルを超える分は1立方メートルあたり638円 一方、都市ガスの基本料金や従量料金は、使用量に応じて金額が変動します。一般契約料金が適用された場合における、使用量ごとの料金は表1の通りです。
※筆者作成 今回のケースだと都市ガスは使用量が増えるにつれて基本料金は高く、従量料金は安くなる点が特徴です。また、1立方メートルあたりの金額を比べてみると、都市ガスの方が安いことが分かります。
同じ量を使用したときの価格差はいくら?
今回は、先述したプロパンガスと都市ガスの料金基準を基に、ともに30立方メートルの使用量だったときの金額を計算しましょう。 プロパンガスで30立方メートルを使用すると、料金は「2310円+(715円×10立方メートル)+(638円×20立方メートル)」となり2万2220円です。対して、都市ガスでは「1056円+(130.46円×30立方メートル)」なので、1円未満切り捨てで4969円になります。 両ガス料金を比べると、プロパンガスの方が都市ガスよりも1万7251円高い結果です。なお、利用する会社によって実際の費用は異なります。