前代未聞の公開バトル! 今度はガットゥーゾがナポリのワンマン会長の「餌食」に…【現地発】
公の場で異を唱えた者は、いつかその報いを受ける
昨年10月には契約延長で基本合意していたデ・ラウレンティス(右)とガットゥーゾ(左)。その後に軋轢が生まれ今や公開バトルも。(C) Getty Images
ナポリのデ・ラウレンティスは、古典的なワンマン会長だ。歴代監督に対しても常に高圧的で、最終的には難癖を付けて追い出してきた。そして今度は、現指揮官のガットゥーゾが、その「餌食」になろうとしている…(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2021年2月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載)。 ―――◆―――◆――― 自分のチームの監督を、まるでSF映画でエイリアンがそうするかのように、頭から飲み込んで噛み砕くばかりの会長がいる。その名は、アウレリオ・デ・ラウレンティス。映画プロデューサーとして財を成したナポリの会長だ。 圧力をかけ、追い込み、消耗させ、最後には餌食にする。当初は高く評価しているフリをし、時には愛しているかのように振る舞うが、ストーリーの結末は常にひとつだ。監督は屈服を強いられ、ナポリ
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