梅雨入り直後の列島各地… “警報級”大雨による冠水被害・土砂崩れも【バンキシャ!】
日テレNEWS NNN
23日、西日本や東日本の一部で “警報級の大雨”となりました。島根県出雲市では道路が冠水し、茶色く濁った水が川のようになっている映像が撮影されるなど、各地で激しい雨や土砂崩れ、冠水の被害も。梅雨入り直後の列島各地…今後の雨の予想は――。【バンキシャ!】 *** “台風さがなら”の光景となっていたのは福岡市。23日午前11時すぎ、強風にあおられ“雨が波打つ”。 23日正午すぎ、島根県・出雲市では… 視聴者 「いやいやいやマジか…」 茶色く濁った水で道路が冠水。道路の境目がわからないほど水があふれていた。 朝から大粒の雨が打ち付けていた松江市では… 日本海テレビ 高井和代記者 「国宝松江城です。入り口を入ってすぐのところ、巨大な松の木が、通りをふさぐかのように倒れてしまっています」 倒れたのは、樹齢100年以上とされる松の木。雨風が断続的に続いていたことが原因とみられている。 23日午後1時半ごろ、松江城山公園を訪れていた観光客は… 観光客 「うわっ!えらいこっちゃ…ひどいですね」 観光客 「すごい風と雨ですよね…ちょっとびっくりしたんですけど」 梅雨前線の影響で西日本や東日本の一部で“警報級の大雨”となった23日。 バンキシャ 「かなり大粒の雨が打ちつけていますね」 大分県佐伯市では、土砂崩れが発生。大雨の影響とみられ幅70m、高さ40mにわたって山の斜面が県道に崩れ落ちた。ケガ人の情報は入っていないが、復旧のめどは立っていないという。 *** 22日に梅雨入りした北陸地方・石川県へ向かうと… バンキシャ 「雨が強くなってきました」 23日午前、能登半島地震で被害を受けた七尾市の住民が心配していたのは… 住人 「雨漏りが地震から心配で」 バンキシャ 「雨漏り対策は?」 住人 「ブルーシートだけ」 屋根の修理を依頼しているが、地震から半年がたとうとする今も、順番待ちの状態。雨のシーズンまでに修理が間に合わなかったという。 住人 「最近の気象って雨でもハンパない雨降るしね。(ブルーシートを)かけ直さないとダメかな」 七尾市で住宅や道路の復旧工事を行う、小﨑川さんが懸念していたのは… 建設会社 小﨑川 雅尚 社長 「いつ倒れてもおかしくない」 倒壊しそうな住宅がまとまった雨で倒れてしまう可能性があるという。ほかにも… 建設会社 小﨑川 雅尚 社長 「ひび割れてくるところはたくさん出てくると思う」 復旧が済んでいない、ひび割れた道路に大量の雨水が入ることで、陥没の危険性があるという。 23日、東北地方で梅雨入りが発表され、24日も列島の広い範囲で大雨となるところがあり、警戒が必要だ。 *6月23日放送『真相報道バンキシャ!』より