NY円が一時1ドル=158円台に下落、約5か月ぶり円安・ドル高水準…米金利に高止まり観測
【ニューヨーク=小林泰裕】26日のニューヨーク外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=158円台に下落した。7月中旬以来、約5か月ぶりの円安・ドル高水準となった。 【図表】直近1か月の米ドルの値動き
26日に発表された米国の失業保険の新規申請件数が市場予想を下回り、米経済が堅調に推移しているとの見方が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが鈍化し、米金利が高止まりするとの観測から米長期金利が上昇した。
日米の金利差拡大が意識され、運用面で魅力の高まったドルを買い、円を売る動きが優勢となった。