【菊花賞】前走の「上がりと着順」にツボあり 東大HCの本命はコスモキュランダ
最後の一冠へ
◎コスモキュランダ 2歳時は目立った存在でなかったが、弥生賞でダービー3着馬シンエンペラーを抑えて勝利、皐月賞は勝ち馬と同じくレコードタイムで走って2着と結果を出した。ダービーでは向正面からマクる競馬になったが5番手までとやや中途半端な位置取りになり、最後は後退して6着止まり。セントライト記念では一度先頭に立つ場面を作り、最後はアーバンシックに差し切られはしたものの、好内容で2着に入った。前述の好走データ2つにも合致しており、GⅠタイトル奪取へ条件は整っている。 ◯アーバンシック デビュー2連勝ののち京成杯をダービー馬ダノンデサイルの2着、皐月賞4着。ダービーは11着と大敗したが、スローペースのなか4角15番手だったもので、位置取りが敗因。上がり3F33秒5を使っており、数字ほどの力負けではない。セントライト記念は1枠1番から内でジッと我慢すると直線で弾け、短い中山の直線でコスモキュランダを差し切った。C.ルメール騎手は過去10年の菊花賞で【3-2-1-2】、先週も重賞2勝と絶好調。セントライト記念勝ち馬の不振だけが気がかりで対抗評価としたが、前走以上のパフォーマンスで圧勝してもおかしくない。 ▲ダノンデサイル 3歳初戦の京成杯を勝利。皐月賞出走除外もあってダービーは9番人気に甘んじたが、皐月賞馬ジャスティンミラノに0秒4差をつけて快勝。一躍世代の頂点に立った。約5か月ぶりのレースとなるが、ダービーから菊花賞への直行は昨年のタスティエーラ2着の例があり、さほど不安視しなくていいだろう。51年ぶりの「ダービーと菊の二冠馬」誕生の可能性も十分ある。 以下ショウナンラプンタ、ヘデントール、ピースワンデュックまで印を回す。馬券は◎軸の3連複で勝負する。 ▽菊花賞予想▽ ◎コスモキュランダ ◯アーバンシック ▲ダノンデサイル △ショウナンラプンタ ×ヘデントール ×ピースワンデュック 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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