完全アウェーでのクンクメールとの対抗戦出場の5選手発表。重森陽太「応援が10-0。そういうのが大好き」【KNOCK OUT】
篠原はカンボジア生まれで母親がカンボジア人で父親が日本人。「カンボジアには2歳までいて、それから日本に来て夏休み、冬休みのたびに1カ月くらい旅行に行っている」というプロフィル。カンボジアでは重森と対戦するロットナーが師匠。タイではブアカーオのジムで練習し、プロ戦績は2戦2勝(2KO)の17歳。 篠原は「タイで2戦しているが、今回はある意味デビュー戦。それを生まれ故郷のカンボジアでできるのは光栄。2戦してどちらもKOで倒しているので、今回もKOで倒そうと思っている。ヒジありルールなので、できればヒジで倒したいと思っている。今後の目標としては、まだ2戦しかしていないが、どっちも1RでKOしていて、このままKO勝利を続けたいと思っている。そして新時代の看板の選手になれればと思っている」と意気込みを口にした。
今回はチームを組むことになるのだが、重森の持つベルトを狙う古村は遠征先で行動を共にすることもあり得ることについて「大丈夫じゃないでしょう。今すぐにでも試合をしたいくらいなので。でも代表として選んでいただいたので、俺が一番KNOCK OUTを体現する試合をしてしっかり倒して、王者にアピールできるいい機会。ファンの皆さんにも誰が一番、王者に近いかということを証明できればと思う」と対抗心を隠さない一方で「KNOCK OUTの王者なので、重森選手にもKNOCK OUTの強さを証明してほしいなという気持ちはある」とも語った。 これに対し重森は「今回は私の気持ちとしてはチーム。仲良くという言い方はあれですけど(笑)。お互いがベストのパフォーマンスができる環境は整えていきたいと思っている。こうやってお互いに“負けんなよ”というライバル視するのはいいと思う」とクールに返した。
今回は年間最大のお祭りの中での大会とあって、声援などは10-0でクンクメール側に寄せられると思われるのだが、カンボジアでの試合を経験している新田は「自分が行った時も観客はすごかった。判定もぶっちゃけ言うと、向こう寄りの判定もあるんじゃないかと思う。倒れてもすぐに立てばダウンにならなかったりというのもあるので、倒しに行かないといけないというのはあります」と経験を踏まえて、勝つためにはKO必至と説明。 これを受け重森は「応援が10-0。そういうのが大好き。なので会場をシーンとさせるか“すごい日本人が来た”と思わせるか、会場を爆発させるか。攻撃のラリーが頻繁に行われる大会になると思うので、そういうところを自分自身楽しみたい。最初の10-0の応援がどうなっていくか。試合を通じて楽しみたい」と逆に静かに闘志を燃やした。そして主将的な立場として「全勝したい」と語っているのだが、山口代表は5戦全勝した際の特別ボーナスの支給も示唆した。 また篠原は今後についてKNOCK OUTへの出場を希望すると同時に「最終的な目標はONEのムエタイの世界王者になりたい」と大きな目標を掲げた。
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