除雪能力は1.75倍 JR北海道 最新除雪車両を公開
JR北海道はきょう、新たに導入した除雪車両を報道陣に公開しました。 JR北海道が3億円をかけ恵庭の保線基地に導入した最新の除雪車両は、1時間で7キロメートル、1万4千立方メートル分を除雪することができ、除雪能力はこれまでの1.75倍です。 線路上の雪を押しのける「ラッセル」と、回転する羽根で雪を飛ばす「ロータリー」の機能があり、雪質や積雪の量に応じて機能を切り替えることで除雪時間を短縮するということです。 JR北海道工務部保線課の小笠原竜二副課長は「従来の車両では、除雪の速度が上がらなかったり車両の不具合が発生したりしたので(新車両で)安定した輸送を確保したい」 と新型除雪車両への期待を話します。 JRはおととしの大雪で輸送障害が発生したことから除雪体制を強化していて、今年度は総額12億円をかけて新しい除雪車両や線路の状況を監視するカメラを導入しています。