雄大な自然に恵まれた表情豊かな島々「北方領土のいま」
終戦から71年経過し、いまだ不法占拠の状態が続く北方領土。政府はわたしたち国民に対し、北方領土への渡航自粛を要請しています。 ただし、この問題解決のための環境整備として、かつて北方領土に居住していた元島民らを対象にした、「四島交流(ビザなし交流)」、「自由訪問」、「北方墓参」の北方四島交流事業については実施を支援してきました。これらの支援事業参加者が撮影した写真から、“北方領土のいま”の姿を紹介します。(※写真は内閣府北方対策本部「北方四島デジタルライブラリー」より提供)
北方四島は「歯舞(はぼまい)群島」「色丹(しこたん)島」と、「国後(くなしり)島」「択捉(えとろふ)島」でそれぞれ表情が大きく異なります。地質学的に根室半島の延長になる歯舞群島や色丹島は、緩やかな起伏のある丘陵地をなしています。 国後島、択捉島は千島列島とともにカムチャッカ半島にいたる火山列島を形成しているため、高い山々を有しています。