南アフリカ“スプリングボクス”が盤石の勝利。33-7でオーストラリア下す。
「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の第1戦、サンコープ・スタジアム(ブリスベン)でオーストラリア代表“ワラビーズ”と南アフリカ代表“スプリングボクス”が8月10日に対戦し、23年W杯王者の南アフリカが33-7で勝利した。 南アフリカは先発出場予定だったLO(5)RG・スナイマンが急遽欠場に。5番にはピーターステフ・デュトイが入り、リザーブだったベンジェイソン・ディクソンがFL(7)に、サルマーン・モーラットは19番を付けてノンメンバーからリザーブに入った。 前半10分、左サイドのゴール前ラインアウトで、奥にスローインしてリフトしたまま手前に戻すサインプレーから、モールでFLシヤ・コリシがトライ。SOサシャ・ファインバーグ=ムゴメズルのコンバージョンも決まり、南アフリカが7点を先制した。 24分にもアドバンテージが出る中でピーターステフ・デュトイのトライとコンバージョンで南アフリカが7点を追加。 30分にオーストラリアのWTBアンドリュー・ケラウェイが危険なタックルでシンビンを受けた中、35分にゴール前のスクラムから出たこぼれ球を拾ったWTBカートリー・アレンゼがトライ。さらにコンバージョンも決めて7点を加えた。 前半は南アフリカが主導権を握り21-0でハーフタイムを迎えた。 後半に入り、オーストラリアが敵陣に侵入する機会を増やすも、得点には至らない。スコアが動かぬまま迎えた後半22分、南アフリカが左サイドでのゴール前スクラムから中央に展開し、途中出場のNO8クワッガ・スミスがトライ。コンバージョンも決まり、7点を追加した。 続けて24分にもCTBジェシー・クリエルのクリーンブレイクからパスを受けたWTBカートリー・アレンゼがトライを奪い、33点のリードを奪う。 南アフリカは28分にHOマルコム・マークス、32分にFLマルコ・ファンスターデンがシンビンとなり、一時的に13人でプレーすることになった。 数的有利のオーストラリアは36分にCTBハンター・パイサミが左サイドに飛び込みトライ。SOトム・ライナーのコンバージョンも決まり、終盤に7点を返した。 38分に南アフリカのCTBジェシー・クリエルがシンビンとなるも、ここからスコアは動かず33-7で南アフリカが完勝した。 勝利したスプリングボクスは勝利の勝ち点4に加え、3トライ差以上のボーナスポイント1点を獲得。敗れたワラビーズは勝ち点を得られなかった。 両チームが対戦する第2戦は今月17日にパースのオプタス・スタジアムで17:45(日本時間18:45)にキックオフする。