鮨とシャンパン。世界の食通を虜にする“最幸”のマリアージュ。麻布台ヒルズ「寺子屋 すし匠」
シャンパーニュをアペリティフとしてだけではなく、食中酒としても愉しむ人が増えている。新たな発見をもたらす、さまざまなジャンルの話題店へご案内。今回は“鮨シャン”が味わえる、麻布台の「寺子屋 すし匠」をご紹介。 【写真】クリュッグ「グランド・キュヴェ 171 エディション」
シャンパーニュがもたらす歓びを極上の鮨に重ねて
日本の食文化に革命をもたらしたマリアージュといえば、鮨シャンを思い浮かべる人も多いはず。インバウンドのニーズが高まる前から“美食の異文化交流”は、多くの食通に愛されてきた。その特別感を存分に堪能するならば、麻布台ヒルズに店を構える「寺子屋 すし匠」のように江戸前の伝統を受け継ぎ、食文化を世界へ発信し、未来へつなぐ店こそふさわしい。 鮨の魅力を国内外に広めた「すし匠」の中澤圭二氏が、店主の杣木(そまき)辰茂氏の若手職人の“育成力”を見込んで名づけた“寺子屋”。技や知識、サービス、空間もさすが、一流の趣だ。 握りの最初に供される小鰭(コハダ)や師匠譲りのあん肝など、ネタによって白酢と赤酢のシャリを使い分けるが、そこにオールマイティに寄り添う1本として「クリュッグ グランド・キュヴェ 171 エディション」を提案する。 「泡が柔らかく、おだやかな酸と心地よい苦みの完璧なバランス感が、味の一体感を追求した握りに合うのだと思います」。 “最幸”のマリアージュが鮮烈な記憶を残す。 クリュッグ「グランド・キュヴェ 171 エディション」 1843年の設立時からシャンパーニュの魅力を最大限に表現したキュヴェを、毎年発表。12年の異なる収穫年から131種のブドウをブレンドした、メゾンにとって171番目となるシャンパーニュ。¥60,000 寺子屋 すし匠 住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 1F 営業時間:17:30~/19:30~、土曜16:30~/19:30~ ※2部制 定休日:日曜・祝日 座席数:8席(ほかバー7席) ※シャンパーニュの価格は、店舗にてボトルで提供する際の価格です。
TEXT=小寺慶子