最高額は誰だ! U-23日本代表、市場価値ランキング11~20位。パリ五輪を目指す日本期待の才能たち
12位:平河悠 生年月日:2001年1月3日 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 所属クラブ:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:7試合1ゴール3アシスト FC町田ゼルビアのMF平河悠は、U-23日本代表の中でも屈指のドリブラーだ。 平河は山梨学院大学在籍中の2021年に町田の特別指定選手に選ばれ、翌年にはリーグ戦16試合に出場し2ゴール3アシストを記録した。昨季は35試合6ゴール4アシストの成績を残し、町田のJ1初昇格に貢献。今季も代表離脱までのリーグ戦全7試合に先発出場と、チームに欠かせない戦力となっている。 平河の長所はなんといってもそのスピードだ。一瞬で相手を置き去りにし、チャンスを生み出す。ドリブル技術も素晴らしいものがあり、相手のサイドを崩壊させることができる。左右両方のサイドをこなせることも魅力で、今回のU-23アジアカップでは中国戦は左サイドで先発出場、UAE戦では右サイドで途中出場している。相手の守備に合わせてサイドを変えられるため、スタメンはもちろん、スーパーサブとしてもチームに多大な効果を与える。 同選手の市場価値は60万ユーロ(約8400万円)と低めであるが、その額は右肩上がりとなっており、今後も上昇が予想される。これからの活躍次第では国内外からオファーが殺到する選手になる可能性もあるだろう。
11位:荒木遼太郎 生年月日:2002年1月29日 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 昨季リーグ戦成績:13試合0ゴール0アシスト 今季FC東京に加入した荒木遼太郎は、新天地で再ブレイクの予感を漂わせている。 東福岡高校から鹿島アントラーズに加入した荒木は、クラブでは内田篤人以来となる高卒1年目で開幕戦スタメン出場を果たすなど、加入当初から非凡な才能を見せていた。2年目の2021年シーズンではリーグ戦36試合に出場し10ゴール7アシストと大爆発。ベストヤングプレーヤー賞にも輝いた。 しかし、翌シーズンに椎間板ヘルニアを発症するとクラブ内での序列が低下し、昨季は13試合の出場にとどまった。それでも出場機会を求め移籍したFC東京では6試合5ゴールと得点を量産しており、3シーズンぶりの2ケタ得点を射程圏にとらえている。 荒木のチャンスメイカーとしての能力はU-23の中でも屈指だ。相手の最終ラインの前で動き回ってパスを受け、多彩な選択肢で決定機を演出する。自分で攻撃を完結させることもでき、ボックス内での冷静なタッチは相手ディフェンス陣の脅威となり続けている。 2年目終了時に95万ユーロ(約1億3300万円)を記録した市場価値は60万ユーロ(約8400万円)まで低下してしまったが、今季ここまでの好調をこのU-23アジアカップ、そしてリーグ戦を通して継続することができれば、自然とV字回復していくだろう。
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