最高額は誰だ! U-23日本代表、市場価値ランキング11~20位。パリ五輪を目指す日本期待の才能たち
14位:山田楓喜 生年月日:2001年7月10日 市場価値;40万ユーロ(約5600万円) 所属クラブ:東京ヴェルディ 2024リーグ戦成績:6試合3ゴール0アシスト 山田楓喜は今季加入した東京ヴェルディで目覚ましい活躍を続けている。 京都サンガF.C.のアカデミーでプレーを続けていた山田は2020年に京都のトップチームに昇格。J1リーグ初出場は2022年で、そのシーズンは14試合に出場し2ゴールをマークした。昨季も17試合1ゴール2アシストの成績を残したが、レギュラーに割って入ることは出来ず、今季J1に昇格したヴェルディでのプレーを決意した。すると、新天地でレギュラーを奪取し、今季ここまで6試合3ゴールの活躍を見せている。 山田の長所はなんといっても左足の精度にある。右サイドでボールを保持し、カットインしてからのシュート、味方めがけたクロスは正確で威力も十分だ。その精度の高さを買われセットプレーのキッカーを任されることが多く、今季もすでに直接フリーキックで2得点を記録している。高品質のプレースキックは代表でも火を噴くだろう。 今回選出されたU-23代表選手の中で、右WGを本職とする選手は少ない。このポジションの一番手として、大会を通した活躍を期待したいところだ。
13位:大畑歩夢 生年月日:2001年4月27日 市場価値:50万ユーロ(約7000万円) 所属クラブ:浦和レッズ 2024リーグ戦成績:5試合0ゴール0アシスト 浦和レッズの大畑歩夢は殻を破り切りたい選手の一人だ。 サガン鳥栖でキャリアをスタートさせた大畑は、プロ1年目となる2020年からコンスタントに試合に出場。翌シーズンにはリーグ戦30試合に出場し、一気にチームの主力に成長した。同選手は2022年から浦和レッズに加入し、一時は左SBのスタメンを奪うまでに成長したが、昨季は荻原拓也(現ディナモ・ザグレブ)の後塵を拝しリーグ戦のスタメン出場はわずか4試合にとどまった。 なかなか出場機会に恵まれない大畑だが、出場した時にはしっかりと高パフォーマンスを発揮してくれる。中でも優れているのが対人守備だ。168cmと小柄ではあるが、豊富な運動量と粘り強い守備で相手ウインガーに仕事をさせない。チャンスと見るや左サイドを駆け上がりしっかりと攻撃参加もできる。UAE戦でも左サイドからの絶妙なパスで日本の2点目をアシストした。 これまでU-23の左SBでメイン起用されてきたバングーナガンデ佳史伕が代表から落選し、大畑にとってまたとないチャンスが巡ってきた。この好機を逃さず活躍を続け、今季FC東京から移籍してきた渡辺凌磨とのポジション争いを勝ち取りたい。