【阪神JF馬体診断】ブラウンラチェット
「阪神JF・G1」(8日、京都) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真】阪神JFを制するのは?出走馬の馬体をチェック 【ブラウンラチェット B】 ぼんやりと映る皮膚のつくり。数字的に前走のアルテミスSが440キロ。どちらかといえばシャープに見せるタイプが多い体重ゾーンだが、個人的に当馬はまだ緩さを残した状態に感じる。気温が下がって厚みを増してくる季節とはいえ、もう少しメリハリがあっても良さそうな印象を持つ。それでもこのパフォーマンスは資質の高さの裏付け。これからの成長が楽しみな一頭だ。ゆったりとした胴のつくりとこの繋ぎの長さ。バランスからも距離が延びてこそとも思う。(馬サブロー美浦・石堂道生) 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで5F65秒3-37秒1-11秒4(直強)。前を走る僚馬3頭を目標に気合を入れると、ゴール前はグンと加速して抜き去る勢い。スピード、切れの良さはこの馬本来のもので、いいコンディションを保てている。