コメ不足続く中で稲刈り始まる 京都府福知山市で、熱中症対策しながら
全国的にコメ不足が続く中、京都府福知山市の由良川筋で21日、稲刈りが始まった。大江町金屋の田んぼで、波美の農事組合法人鬼の里農園(廣瀬敬治代表理事)が酒米五百万石を収穫。炎天下に熱中症対策を取りながら作業を進めている。 鬼の里農園は、鬼伝説のまち大江町金屋、波美、河守、北有路の田んぼ計約21ヘクタールで、五百万石のほか、京の輝き、コシヒカリを栽培している。田植えは5月に行った。稲刈りは台風シーズンを避け、毎年8月20日前後に始めている。 今年の初日は法人の役員と従業員の3人が、こまめに水分補給をしながら作業。4条刈りのコンバインに、廣瀬代表理事(76)が乗り、黄金色の稲穂を刈り取っていった。 稲刈り作業は9月下旬まで続くという。廣瀬代表理事は「水の管理がうまくいき、雑草が少なく、良い米が出来ています」と話している。