45歳で貯金がほとんどありません…老後どころか、今何かがあったら「ピンチ」です。夫婦二人で今から貯金するなら最低限いくら必要でしょうか?
生活防衛資金が貯まったら老後に向けての貯金も意識する
生活防衛資金が貯まったら、次は老後に向けての貯金も意識しましょう。一度貯金の習慣がついていれば、同額またはそれ以上の金額を老後に向けての貯金に回せるかもしれません。 老後資金についても、必要な金額は人によって異なります。夫婦で受け取れる予定の年金額と、老後の生活費を比較してシミュレーションしてみましょう。 なお、総務省統計局によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、実収入と消費支出および非消費支出の差額を計算すると、毎月3万7916円の不足が生じるとのことです。老後の生活が20年続くと仮定すると、909万9840円、30年だと1364万9760円が不足することになります。 老後は貯金を崩しながら生活しなければならない可能性もあるため、自身のケースで収支の過不足をシミュレーションして、老後資金の準備をしておくとよいでしょう。
いざというときのために必要な貯金は生活費の3ヶ月~半年分を目安に! 老後資金の確保も忘れずに
45歳で貯金がほとんどない場合は、まず生活防衛資金を貯めることから始めましょう。これはいざというときのために取り分けておく貯金で、生活費の3ヶ月~半年分を目安にできます。二人以上世帯の平均生活費を基に計算すると、88万1991円~176万3982円ほどです。 生活防衛資金を貯めるには、固定費の見直しをして貯金に回せるお金を作り、専用の口座に先取り貯金する方法が適しています。目標額に達した後は、貯金の習慣を活用して、老後に向けての貯金も始めるようにしましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 I 家計収支の概況(二人以上の世帯)1 二人以上の世帯の家計消費(1ページ)、II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯)図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2023年-(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部