涼しい夜にアートを鑑賞! ナイトミュージアムのおすすめ3選
【開催中の展覧会】日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション
日本の現代美術を中心とするコレクションとしては世界最大級の「高橋龍太郎コレクション」から選りすぐった作品で総覧する、日本の現代美術史の入門編でもあり決定版ともいえる展覧会。高橋龍太郎は、精神科医としてデイケアをはじめとする地域医療の推進に尽力しながら、1990年代半ばより日本の現代美術のコレクションを開始し、現在に至るまで3,500点もの作品を収集してきた。 本展では、1946年生まれの戦後世代のコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、作品を通して辿っていく。草間彌生や横尾忠則、村上 隆からSIDE CORE まで、時代に対する批評精神あふれる作家115組が参加。その代表作品が一堂に会する。 東京都現代美術館 住所/ 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) 夜間開館時間/金曜日17:00~20:00(~8/30) 特典/17:00以降の入場で、学生無料、一般・65歳以上は団体料金適用(要証明)
東京都写真美術館/東京・恵比寿
日本で初めての写真と映像に関する専門的な美術館として1995年に総合開館。収蔵する作品は37,000点(2024年3月末現在)以上にも及び、世界的にも希少な写真・映像の黎明期を伝えるものから現代作家による最新作までを体系的に網羅している。通常時も木曜日と金曜日は20時まで開館しており、恵比寿駅直結というアクセスの良さから仕事終わりに訪れる人も多い。 「サマーナイトミュージアム 2024」の期間中の木曜日と金曜日は、さらに1時間延長した21時までの開館に。恵比寿ガーデンプレイスでショッピングや食事を楽しんだ後に「東京都写真美術館」でゆっくりと作品に浸るプランはいかが?
【開催中の展覧会】いわいとしお×東京都写真美術館 光と動きの100かいだてのいえ ―19世紀の映像装置とメディアアートをつなぐ
人気絵本『100かいだてのいえ』の作者いわいとしおは、日本を代表するメディアアーティスト岩井俊雄としての顔を持つ。幼少からアニメーションに強い興味を持ち、パラパラマンガや驚き盤を現代のテクノロジーによって進化させた作品《時間層》シリーズによって、独自のメディアアートを確立した岩井。 本展では、メディアアートとその原点となる19世紀の映像装置を組み合わせることによって、光と動きが生み出す視覚体験の面白さと、それらを作り上げた科学者や芸術家たちの飽くなき探求心を解き明かしていく。 東京都写真美術館 住所/東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 夜間開館時間/木、金曜日17:00~21:00(~8/30) 特典/17:00以降の入場で、学生無料、一般・65歳以上は団体料金適用(要証明)