鬼才・樋口毅宏と『LEON』がまさかのコラボ。本誌で連載小説がスタート!
あえて良識や常識にたてつく挑発的な小説を発表し続けてきたハードボイルド作家・樋口毅宏さんが雑誌『LEON』で創刊以来初となる連載小説をスタート! 果たして無事に最後までたどり着けるか!? 樋口毅宏の「手玉にとられたい!」。過去に登場した女性一覧はこちら!
Web LEONの連載(樋口毅宏の「手玉にとられたい!」)も好評な、ハードボイルド作家・樋口毅宏さんが、なんと、この度、『LEON』史上初となる連載小説をスタートしました! タイトルは『クワトロ・フォルマッジ -四人の殺し屋-』。それぞれにクセの強い4人の殺し屋によるエロス&バイオレンス満載の危険な物語になるそうです。 記念すべき初回掲載(LEON5月号・発売中!)を前にして、今作の誕生秘話や作家としての想いを樋口さんご本人に伺いました。今作は殺し屋が主人公、ということで、樋口さんも小説をイメージしたクールな装いに。「どこに需要があるんですか(汗)?」と本人照れながらの撮影でしたが、けっこうキマってますよね!
「殺し屋を題材にして書いて欲しかった」
── LEONとしては、創刊22年目にして初めて小説連載が始まることになりました。まずは石井編集長、今回の経緯を教えてください。 石井 もともと『LEON』という雑誌が長く続いてきた中で、これまでやったことのないことにトライしたいという思いがずっとありました。樋口さんには以前からWeb LEONの方でインタビュー連載をお願いしていますが、僕はもともと樋口さんの小説が好きで、そういう大人のエンタテイメントみたいなものを雑誌『LEON』でも提供できないかなと思っていて。 ちょうど創刊21週年の年に、樋口さんに連載のお願いをしました。実はその時から、連載小説にとどまらず、映像化もできたらいいなと考えていて、そこで撮れた写真をファッションに活かせたら、なんて大きな構想も膨らませていました。
── 樋口さんは『LEON』で小説を連載することに違和感はなかったですか? 樋口毅宏さん(以下、樋口) 僕が今まで連載してきた雑誌って、文芸誌よりも『BRUTUS』『SPA!』、『週刊ポスト』みたいな一般誌の方が多かったんです。だから違和感はないし、『LEON』はブランドとしても確立されている雑誌ですからね。そんな雑誌の新しい試みに参加できることはとてもうれしかったです。