センバツ高校野球 常総学院 アルプスも全力だ! 発声・踊り・演奏で応援 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する常総学院のアルプススタンドに応援団が戻って来る。3年前の出場時は新型コロナ下で声出しや現地での演奏が制限されたが、規制が無くなった今回は、応援指導部とチアリーディング部、吹奏楽部が駆けつけ球場を盛り上げる。【川島一輝】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 部員6人の応援指導部は週5~6回、声出しやエールの交換などの練習を重ねてきた。部長の豊島涼乃さん(17)は「甲子園で応援できるのは率直にうれしい」と話す。日本航空石川と対戦する初戦に向けて「常総野球部を応援するだけでなく、被災地の人にも応援を通して勇気を持ってもらえる試合にしたい」と全力発声を誓う。 キレのある踊りに定評があるチアリーディング部。部長の小林来妃(くみ)さん(17)は「声を出して応援団をリードし、流れを持っていかれないように全力で応援したい」と意気込む。2、3回戦は全国大会と重なるため、「(初戦を勝利した場合)違う場所ですが、良い報告を聞けるようにお互い頑張れたら。野球部を信じている」と話す。 吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクールで14回金賞に輝くなど、野球部同様に全国で活躍する。コンクール予選が夏に始まるため、62人いる部員がそろって甲子園で応援できるのは今回のセンバツが最初で最後になる。演奏する楽曲は、チャンステーマや同部OBが作曲したオリジナル応援歌「もののふ」など計26曲。部長の飯竹洸士さん(17)は「甲子園はすごい舞台。野球部が憧れの場で力を発揮できるように応援したい」と力を込める。 応援団の声援と演奏について若林佑真主将(3年)は、「緊張する試合でも、音楽や歓声を聞くことでリラックスすることができ、いつも元気をもらっている」と感謝。「甲子園でも大声援をお願いします」とアルプスの盛り上がりに期待を寄せる。