【ロングセラーが新型に】メルセデス・ベンツVクラス 欧州のプレミアムミニバンがアップデート
インテリアデザイン
全モデルで前席のインテリアを刷新し、ワイドスクリーンコックピット、静電容量式の新ステアリングホイールを採用した。 V 220 d/V 220 d ロング/V 220 d エクストラロング(標準仕様)では全席本革シートを備え、新しく採用された「ダークグレイオープンポアオリーブウッドルックインテリアトリム」、AMGラインパッケージでは「カーボンルックインテリアトリム」を採用。 V 220 d エクスクルーシブ・ロング・プラチナムスイートおよびV 220 d エクスクルーシブ・エクストラロング・ブラックスイートには煌びやかな「アルミニウムインテリアトリム」と全席ナッパレザーシートが採用され、高級感あふれる空間を演出。 さらに、2列目にはエクスクルーシブシートを標準装備。フットレストが装備され、リクライニング機能、リラクゼーション機能、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)、ヘッドレストクッション・レッグレスト・フットレストのサポート、折りたたみ式テーブルを備え、長距離ドライブでも乗員に快適な空間を提供するという。 エクスクルーシブシートにはカップホルダー、USB-Cポート、スマートフォン用のトレイが組み込まれている。 ■多彩なシートアレンジ 全モデルで運転席、助手席を除いた2列5席の多彩なシートアレンジが出来ることも魅力の1つで、7人乗りで使用することはもちろん、後席を2座のみにして室内を広々と使ったショーファー・ドリブン仕様にしたり、2列目と3列目をすべて取り外して荷物を積載したりと、用途に合わせてアレンジすることが可能だ。 柔軟にシートアレンジに対応出来るよう設計されていながら、安全面も配慮されており、2列目および3列目を含むすべてのシートに3点式シートベルトが一体化され、センターエアバッグ、ウィンドウバッグ(リア)が全モデルで追加されたことに加え、電動スライドドアで後部座席の乗員も快適な乗り降りが可能となる。 ■ディスプレイ 先代モデルはコックピットディスプレイ:5.5インチ、メディアディスプレイ:10.25インチを採用していたが、新型ではコックピットディスプレイ、メディアディスプレイどちらも12.3インチのワイドディスプレイを採用し、メディアディスプレイはタッチスクリーン対応となった。またインストルメンタルクラスターは、先進的なインテリアデザインに生まれ変わっている。 ■より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用 ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を有しており、静電容量式のステアリングホイールを採用し、従来はステアリングホイールにかかるトルクで判定していたアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知を、静電容量式にしたことで、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使用感を向上させた。 さらに、全モデル標準でステアリングを素早く温めることで快適性を高める「ステアリングヒーター」を装備する。