ロレックス、カルティエほか、オープン記念のお宝ヴィンテージ時計を最速紹介!── 江口時計店が新店舗「ECW SHOTO」をオープン!
ヴィンテージ時計のご意見番である江口大介が、東京・渋谷の松濤に新店舗「ECW SHOTO」をオープン。これを記念して、得意のカルティエはもちろん、ロレックスなど、希少なヴィンテージ時計を最速紹介します! 【写真を見る】ロレックス、カルティエのヴィンテージ時計の価格は?(全18枚)
お宝ヴィンテージ時計を厳選!
世界的なヴィンテージ時計のブームが若い世代へも波及しつつある中、マニアックなセレクトで知られた東京・吉祥寺の「江口洋品店・江口時計店」が、渋谷・松濤へと移転リニューアルした。新店舗の名は「ECW SHOTO」。オーナーの江口大介は、確かな審美眼の中にウィットを効かせた時計を好み、辛口の時計愛好家からも絶大な信頼を寄せられる存在。そんな江口が、新店舗のグランドオープンに合わせて選りすぐった中から、注目のアイテムを紹介してもらった。
カルティエ「サントス カレ」は、枯れたボルドーカラーが美しい
最初の1本は、江口時計店ならではのセレクトとも言えるカルティエの「サントス カレ」。一般的には「サントス ガルベ」の名で知られるが、これはその前身にあたる1980年代製のモデルだ。オールスティールのスクエアケースは幅29mmのLMサイズ。同じくスティール製の純正ラブブレスレットを備え、自動巻きのムーブメントにはデイト表示も備わる。「ボルドーとグレーは人気過ぎて……」と江口は語るが、ラッカー表面に微細なクラックの入った、いわゆる枯れた雰囲気が素晴らしい。 ボルドーカラーのラッカーダイヤルを持つカルティエ「サントス カレLM」。オリジナルのラブブレスレットを備える。SSケース&ブレスレット。
ロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」はリベットブレスレットで見せるSSグレーの「サンダーバード」
お次は1962年製のロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」。Ref.1625というリファレンスは、両方向の回転ベゼルを備えたモデルで、通称「サンダーバード」の3代目にあたる。「この時代のロレックスは、経年変化で生じたダイヤルの雰囲気が面白い効果を生むことがあります。このモデルは褪色でプリントが消えかかっていて、そうしたモデルをゴーストダイヤルと呼んでいます」。現行のデイトジャストにはないアルファ針も、この時代のロレックスならではの魅力だ。 ロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」。第3世代の「サンダーバード」で、当時モノのリベットブレスレットを備える。経年変化でプリントが掠れたゴーストダイヤルを持つ。Ref.1625。SSケース&ブレスレット。Cal.1560。
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