【フィギュア】ファイナル懸かる千葉百音が目を見張った写真…チームメートをお手本に/公式練習
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦中国杯>◇21日◇中国・重慶◇女子公式練習 【重慶=阿部健吾】第4戦NHK杯2位の千葉百音(19=木下アカデミー)が、いつも以上に笑顔を鍵と説いた。 今大会で優勝すれば、上位6人が進出するファイナル(12月、フランス・グルノーブル)初出場が確定する。2位でも他選手との得点の比較で可能性があり「もちろん調べました」と言及。その上で「今の自分の位置をしっかり把握した上で、やるべき事に集中する所を分ける」と心がけた。 お手本は身近にいた。第5戦フィンランド大会で優勝し、一足早くファイナル行きを決めた吉田陽菜。同学年の同門の滑りを確認し「すごく表情が良いなって。気持ち良さそうに滑っているのが、写真からも伝わってくるぐらい」と目を見張った。 翻り、今週は自分の番。特にショートプログラム(SP)の「フラッシュダンス」は、これまでのイメージの殻を破るような快活な笑顔が売りの演目になる。「ファイナルに目がいきすぎて、緊張に気圧されたりしないように」と肝に銘じる中で、いかに心の底から沸き上がる喜びを滑りに乗せ、上位につけられるか。「ネガティブな緊張を逃がす」笑顔が1つの鍵となりそうだ。