ナ・リーグ優勝を決定付ける争いになる? 大谷翔平のドジャース、FA投手巡りメッツと争奪戦勃発! 「防御率1.75、加入するチームにとって貴重な存在に」米記者が見解
2024年のナ・リーグ優勝決定シリーズで対戦したロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・メッツが、FA投手を巡って争奪戦を展開しているようだ。 【インタビュー動画】“天敵”スコットに対する大谷翔平の見解 米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は、「ドジャースとメッツのFA投手争奪戦は、ナ・リーグ優勝を決定付けることになるだろう。注目に値する入札合戦になる」と伝えた。 「24年のワールドシリーズを制したドジャースは、25年に連覇を狙っている。テオスカー・ヘルナンデスと再契約し、ブレイク・スネルを獲得したことで、連覇の可能性は高まった。一方のメッツはリーグ優勝決定シリーズでドジャースに敗退。しかし、今オフにロサンゼルスを含む複数球団との争いを制し、MVP級のフアン・ソトを加えた。ナ・リーグ強豪の両チームは、さらにFA左腕タナー・スコットを巡って激しい入札合戦を展開しているようだ」 米メディア『The Athletic』によると、リリーフ投手を狙っているメッツはスコットと面談を行なったという。ロットマン記者は、「間違いなくFA市場に残っている最高のリリーフだ。ドジャースも狙っているスコットは、ポストシーズンの再戦の結果を左右する可能性がある」と、事の重大性を強調する。 「スコットは有名な投手ではないかもしれないが、球界最高のリリーフのひとりに位置付けられている。24年はマイアミ・マーリンズとサンディエゴ・パドレスで計72試合に登板し、防御率1.75を記録した。過去2シーズンの登板回数(146回)はリリーフ投手3位の数字で、イニング数(150回)と防御率(2.04)、奪三振数(188)はそれぞれ4位にランクインしている。スコットはこの4項目でトップ4にランクインした2人の投手のうちのひとりなのだ」 「スコットは24年の地区シリーズ、対ドジャース戦では4度の登板で無失点。大谷翔平との通算対戦成績は13打数1安打、7奪三振を奪っている」。ロットマン記者はこうした成績に触れ、「球界最高打者の大谷からこれほど三振を奪えるスコットは、メッツにとっても、そしてドジャースにとっても貴重な存在となる」と評している。 「メッツに加われば、エドウィン・ディアスと合わせて球界トップクラスのリリーフコンビが誕生する。ドジャースに加入するなら、チームに欠けているクローザーとして機能する。ロサンゼルスに移籍となれば、他球団が24年のワールドシリーズ優勝チームを倒すのは、ますます困難になるだろう。それは不公平に感じるほどのレベルだ」 はたしてパドレスからFAとなったスコットは、どの球団と契約するのだろうか。ロットマン記者は、「ロサンゼルスか、ニューヨークか。争奪戦を制したチームが、そのまま25年シーズンのナ・リーグを制するかもしれない」と、スコット争奪戦の勝者がナ・リーグを制すると予見した。 構成●THE DIGEST編集部
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