写真：Car Watch

　日産自動車は車中泊用のベッドを備えた「NV200バネット MYROOM（マイルーム）」を12月に発売する。DXグレードがベースで、価格は2WD（FF）が464万3100円、4WDが496万7600円。 【画像】「NV200バネット マイルーム」リアビュー 　今回のNV200バネット マイルームは、2023年に発売した「キャラバン マイルーム ローンチエディション」が、わずか3か月で完売しことがベースにある。家族で使える広さが売りのキャラバン マイルームに対して、バネットは「1人でゆったり、2人でぴったり」を合言葉に、より親しみやすいサイズのマイルームとして追加。 　マイルームシリーズは、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックスできる車両がコンセプトで、日産はすでにラインアップしているアウトドア向けの特別仕様車「マルチベッド」に続き、インドア向けとなる「マイルーム」を加えることで、“車中泊といえば日産”というポジションを確固たるものにするとしている。 　エクステリアは、元から黒いバンパーを生かし、フロントグリル、ドアハンドル、サイドミラー、ホイールをブラックで統一。引き締まった印象とタフさを付与。 　ボディカラーは、キャラバン マイルームで人気の「サンドベージュ×ホワイト」の2トーンカラーを設定するほか、「ミッドナイトブラック」「ホワイト」「ダークメタルグレー」の全4色を用意。また、2WDのみ板バネを1枚追加して乗り心地を向上させる「コンフォートサスペンション」を特別に装備する。 　インテリアは、「飾らない」「居心地がいい」「清潔な」をキーワードに開発。スライドドアトリムやバックドアトリムにも木目調をあしらったほか、AC100V外部給電システムと停車時換気システムを標準装備。ウッドルーフパネルにスポット照明を付けたほか、ルーフサイドに間接照明も加えている。平置きベッドはヘリンボーン生地を採用。キャラバンと同様に、スライドテーブルと2列目の2in1シートを装備している。 　ベッド上の高さは大人が座っても頭がぶつからない高さを確保しつつ、ベッド下は1000Whクラスのポータブルバッテリや買い物かごが積載できるスペースを両立。奥行きも1840mm、幅も1200mmと大人がゆったりとくつろげる空間とした。 　キャラバン マイルームで開発した、移動時は前向きでしっかり着座でき、停車時は後ろ向きのソファーに変化する2in1シートを同様に採用。また、1人ひとりが自由なシートアレンジができる5：5の分割タイプとし、インテリアのような後席シートを実現させている。