子どもが「商売」と「お金」について体験できる野菜栽培キットって!?「おもしろそう」「スゴい目のつけどころ」
日々マーケティングや経済に関するさまざまな情報を収集してXに投稿している「なんぼー | Taishi nambo」(@architectizm)さんの8月27日のポストが注目されました。 【図解】簡単にいうと、こんな仕組みです 「子どもを『お小遣いから卒業させる』という触れ込みの野菜栽培キット。 スゴい目の付け所… ・注文したら野菜キットが届く ・子どもは野菜を育てて、家族に売って収益を得る(アプリ決済) ・アプリ上では野菜以外にも、手伝いなどを売れる ・子供を経営者に 確かにサイクルを経験できる。」 この野菜栽培キットは「ユニコーンラボ」という商品です。お小遣いをなくして、子どもが室内で水耕栽培の野菜を管理して育て、両親や祖父母にその野菜を販売することで収入を得られるようにするというもの。販売は専用アプリでおこない、仕入れから野菜の栽培、収穫、販売を工夫しながら循環させることで「売上収入」や「利益」などを知ることができます。 今回この商品を紹介した理由について、なんぼーさんは「最近NISAなど国が投資を奨励するなど、以前と比べてあらゆる人にとって『お金の運用』が身近になっていると思います。また終身雇用の概念が減退し、スタートアップが増加する中で起業・経営も以前より身近です。そんな中で、子どものころから『商売』と『お金』に関して自然な形でエコシステムを体験できるこの仕組みがとても面白いと思ったのです」と話します。 また「私はもともとメルカリにいたのですが、メルカリでも、フリマアプリを使ってお子さまに商売を体験してもらうという施策をやっていました。早くから『自分が作ったものやサービスに需要がある』という体験をするのはとてもいいことだと思っています」と、自身でも使ってみたいと思ったそう。 この投稿に、さまざまなコメントが寄せられました。 「なるほどうち(農家)の子供の頃の『キャベツ出荷用段ボール箱組み立て1個〇円ひと束〇〇円』とかの普通家庭版」 「小学校の頃は、お手伝いでポイントを貯め多分欲しいものを買ってもらえるシステムだったのを思い出す。でも『お手伝いや野菜を売る』までは行ってなかったから面白いな~と思ってる」 「まさに『魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ』じゃんか」 「『世話するから犬飼って』とかいきなり言い出す前にこういうのやっとくといいかも」 面白い商品だという感想のほかに、使い方について疑問も寄せられています。 「競合(スーパーとか)との比較をされて買い叩かれる未来」 「野菜キット代は負債ということにするのかな?w」 「我が子は飽きっぽいから無理そう」 「『親がちゃんと約束を守って嘘つかない』が大前提」 商品を開発したのは、大学生が中心のメンバーです。2022年に話題になった重いランドセルをキャリーバッグのように運ぶアイデア商品「さんぽセル」を開発したメンバーと同様に、「悟空のきもちTHE LABO」がアイデアをサポートしています(「さんぽセル」についての記事はこちら)。社外取締役の永野弘樹さんにお話を聞きました。