首相、自衛隊明記案を継承 改憲論議「与野党協調で」
石破茂首相(自民党総裁)は2日の衆院代表質問で、憲法改正を巡り、9条への自衛隊明記を柱とする自民の論点整理について党総裁として引き継ぐと述べた。故中山太郎元衆院憲法調査会長(自民)下での与野党協調を重視し円満に審議を進める「中山方式」に触れ「大変貴重なものだった」と尊重する考えを示した。国民民主党の浅野哲氏への答弁。 自民は今年9月、現行の憲法9条1、2項を維持した上で、自衛隊を追記する案を論点整理に盛り込んだ。当時の岸田文雄首相は次期総裁に論点整理を引き継ぐよう求めていた。石破首相は「2項削除と国防軍明記」を持論としている。