“要塞攻略”の立役者はダニ・オルモ! 登録不可からのバルセロナデビューに「ずっと待ち遠しかった」
バルセロナのMFダニ・オルモが、27日のラージョ・バジェカーノ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 【ゴール】ダニ・オルモの左足が要塞を攻略 ラ・マシアを離れてから10年が過ぎたこの夏、ダニ・オルモはEURO2024得点王の称号を引っ提げて帰還した。一時はサラリーキャップを超過することから選手登録不可となったものの、クラブ側が手練手管の限りを尽くし、27日に控えていたラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦の前日にようやく問題を解決すると、同試合に後半頭から途中出場。1-1で迎えた82分には、エリア内右からのコントロールシュートで、逆転ゴールまで決めて見せた。試合はこのまま2-1でタイムアップ。リーグ戦では、なんと2018-19シーズン以来6年ぶりとなる『バジェカス』での勝利となっている。 クラブの財政問題により、2試合連続メンバー外が続いていた中で迎えたデビュー戦で、初ゴールを記録したオルモ。試合後、最高の形でブラウグラナでのキャリアを始めた同選手は「バルセロナに来てから、ずっとデビューが待ち遠しかった。ここで勝つのは数年ぶりとのことだから、極上だね。とても良い気分だし、本当に楽しみにしていたんだ。プレーできたこと、デビューできたこと、チームを助けられたことを嬉しく思っている」と思いの丈を口にした。 また、チームを牽引する姿勢を示したオルモは「監督からどこで起用されようとも、常にベストを尽くすつもり。今日は(ロベルト・)レヴァンドフスキの後ろだったけど、ウイングでもプレーできるよ。僕が意識していることは、得点やチャンスを作ること。ゴール? ラミン(・ヤマル)が僕を見ていてくれて、とても幸せ」と語っている。 バルセロナに加入したオルモが、まずは“要塞攻略”の立役者となった。開幕4連勝が懸かる次戦は、31日に行われる第4節バジャドリード戦となるが、次は何をもたらしてくれるのだろうか。
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