冬こそ行きたい「東京の離島」の魅力 独自グルメや露天温泉に…砂漠も!?
意外と近くて、意外と知らない東京の離島。今が旬のキンメダイは、しゃぶしゃぶや焼き鳥に。さらに、サンセットがウリの絶景露天温泉に、日本で唯一の“砂漠”も冬ならではの景色に!東京の離島は、真冬だからこその魅力がたっぷり詰まっていました。 【画像】自然が生み出す名所、長さ600m超の巨大バウムクーヘンとは? そっくりのスイーツも 東京・大島
■寿司にカラシ? 新島流グルメを追跡
知る人ぞ知る、東京の離島の冬の魅力。 乗船客 「星がきれいに見えるのは冬のほうがいい。暑すぎない今の季節が山登るにもちょうどいい」 都内から(40代) 「非日常も味わえるし、パパッと行けて地球の息吹を感じられる」 島々と東京・竹芝を結ぶ客船。実は、冬の時期でもかなりにぎわっています。 乗船客 「仕事終わりに飲んで、タクシー乗るお金で島に行ける」 例えば、都心から最も近く、観光客が最も多い大島の場合、片道5820円から。しかし、冬に離島に行く理由は手頃な値段で行けるからだけではないようです。 都内から(50代) 「温泉でしょう。無料で24時間入れる露天風呂。海のそばにあって誰でも好きな時に入れる」 乗船客 「夕日を見ながら温泉につかるのが新島は最高。そこは行ってください」 やっぱり冬といったら、温泉ですよね!取材班は早速おすすめされた新島へ向かいました。 都心から南におよそ150キロ。新島と言えば、白い砂浜にミルキーブルーと呼ばれる海。 埼玉から(40代) 「白い砂浜で景色を見ているだけで疲れが取れる」 グルメにも島独自の文化が根付いています。 客 「新島はカラシがのっている」 「食べやすくてスッキリ」 「ワサビはツンとするので、こっちのほうが好きな人もいるかも」 キンメダイをはじめ、脂がのった日替わりの白身魚を一味などが入ったしょうゆに漬け込んで作る、通称・べっこう寿司。ワサビの代わりにカラシを使うのが新島流です。 栄寿司 宮川浩一さん 「川がなくてワサビが採れなかったので畑で採れるカラシをのせた」 さらに、焼き鳥店も新島流です。 島民 「うまいなぁ!」 「人気ナンバーワン」 島民イチオシが、世にも珍しい「キンメダイのねぎ間」です。炭火で焼き上げたキンメダイは、このサイズでもネギに負けない濃厚な味。 人気の定食メニューでも新島の特産品が堪能できます。「摘んでも明日には葉を伸ばす」ことからその名がついた明日葉を練りこんだうどんや、明日葉の天ぷらを豪快にのせたボリューム満点のそばもあります。