24-25シーズン前半戦の欧州ベストイレブン:サラーにレヴァンドフスキ、復活の守護神も!
CB:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
リヴァプール側は高額な新契約をオファーすることをためらっているようだが、現在のパフォーマンスを考えれば選手の要求を満たさないのは愚かに見える。それほどファン・ダイクは素晴らしく、相変わらず世界最高レベルの試合で余裕を持ってプレーしている。アーリング・ハーランドやキリアン・エンバペといっ世界屈指のアタッカーにも難なく対処。今シーズンのフィールドプレーヤーで、ファン・ダイク以上に無失点試合に貢献した選手は存在しない。
CB:ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
確かにパートナーであるウィリアム・サリバほど俊足でも優雅でもないかもしれないが、このブラジル代表はアーセナル真のリーダーとして台頭。特に相手ボックス内では絶対的な脅威となっている。今シーズンはすでに4回もネットを揺らしており、チームにとって欠かせない武器となった。
LSB:アレックス・グリマルド(バイエル・レバークーゼン)
昨季の無敗優勝の立役者となったグリマルドだが、その輝きは今季も継続。シャビ・アロンソ監督のチームで左サイドに多才な攻撃を加えており、ヨーロッパ5大リーグでのチャンス創出数は3位だ。クロスの成功数でも2位にランクインしている。
DMF:ライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール)
リヴァプールファンは今夏、またも「No.6」を逃したことに落胆したはず。だが、アンフィールドにはすでに解決策が存在したようだ。フラーフェンベルフはまさに“新加入選手”のように、新たなポジションに適応して大活躍。インターセプト数はヨーロッパ5大リーグでトップであり、さらに攻撃時に見せる見事な反転で相手のプレスを剥がす様はファンを熱狂に包んでいる。
DMF:ヨズア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)
ドイツでの報道では、バイエルン側は減俸に動いて失敗したという。これは当然だ。今季のキミッヒはセンセーショナルな活躍を見せており、全く減俸に値するパフォーマンスではない。ヨーロッパ5大リーグでボール奪取数は2位、チャンス創出数は5位だ。まさに“トータル・フットボール”の申し子だろう。
AMF:コール・パーマー(チェルシー)
現在、プレミアリーグ最高のイングランド人選手であることは間違いない。昨季の衝撃から、マンチェスター・シティが“たった”4000万ポンド(約78億円)で売却したことは嘲笑の対象になり続けている。今季もすでに17ゴールに直接関与しており、チェルシーが予想外ばタイトル争いを繰り広げる原動力となっている。