バルセロナ、オルモの選手登録延長できず 退団の可能性も
【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナは、年明け以降もダニ・オルモを選手登録し続けるための訴えを裁判所に棄却された。27日、バルセロナの商業裁判所が発表した。これによりオルモは、移籍金無しでクラブを去る可能性が出てきている。 【写真特集】世界の名珍ゴールパフォーマンス スペイン代表のオルモは、今夏ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒから6億ユーロ(約98億円)の移籍金で加入したと報じられているが、リーガの給与や移籍に関する支出制限が同選手の登録を複雑なものにしている。 負債に苦しむバルセロナは、長期欠場者の代替を認める例外規定を利用して、負傷したDFアンドレアス・クリステンセンの給与の80パーセントを使い、オルモを12月31日まで登録していた。 その後リーガ側がシーズン終了までの登録延長を拒否したため、バルセロナは不公平な競争を主張して裁判所に訴えたが、23日付の判決ではいずれの基準も満たしていないとして要求は棄却された。判決文では「許可する目的は、長期のけががチームの競争力を損なわないようにすることであり、給与制限を超える選手の登録を許可するためではない」と述べられている。 同国メディアによると、オルモの契約は2030年までとされているものの、選手登録できない場合には放出する条項が含まれているという。【翻訳編集】 AFPBB News