【POG】2歳戦独断評価 砂の大物候補グランドプラージュ「ポテンシャルの高さを感じていた」と川田も評価
7、8日の中山、京都、中京を舞台に2歳新馬戦が計10レース行われた。注目は土曜京都6R(ダート1800m)を単勝1・7倍の支持に応えて勝利したグランドプラージュ。まだ馬体に余裕を残した状況ながら、大物感あふれるレースぶりを披露。走破タイムや3着以下に大差をつけた勝ちっぷりは優秀で、川田も「ケイコの段階からポテンシャルの高さを感じていました」と素質を評価した。ダート中距離路線での飛躍が期待できる一頭。将来性で星4評価が6頭と粒ぞろいの週となった。 先週の新馬勝ち馬評価一覧 グランドプラージュ(牡、父シニスターミニスター、栗東・杉山晴) 土曜京都6R・ダート1800m、川田「ケイコの段階からポテンシャルの高さを感じていました。その通りのレースができたと思います」(レース評価A、将来性★★★★) ガンマジーティーピ(牡、父カレンブラックヒル、栗東・渡辺) 土曜京都5R・芝1200m、武豊「素直な馬です。若干、コーナーで外に逃げ気味でしたが、直線でもう一回、脚を使って完勝でした。ダートでも良さそうな馬ですよ」(B、★★★★) バースライト(牡、父モーリス、栗東・武幸) 日曜中山5R・芝1800m、浜中「ゲートはゆっくりでしたが、練習でもそんな感じでした。器用なタイプではないので、向正面から早めにスパートしました。直線は物見をして余裕がありましたし、経験を積めばもっと良くなりますよ」(B、★★★★) ヤマニンバロネス(牝、父シニスターミニスター、栗東・千田) 日曜京都4R・ダート1400m牝馬限定、武豊「乗り味がいいし、道中も上手に走れて追ってからしっかりと反応してくれたね。ムキにならないので距離も持ちそう。強かったね」(B、★★★★) エリカアンディーヴ(牝、父オスカーパフォーマンス、栗東・吉岡) 日曜京都5R・芝1800m、松山「跳びが大きいので、大外枠で自分のリズムで走れたのが良かった。スタートも上手で、下りで早めに動く競馬をさせてもらったけど、最後は右にモタれつつでも振り切ってくれた。着差以上に強い競馬をしてくれたと思います」(B、★★★★) エムズ(牡、父ドゥラメンテ、栗東・池江) 日曜中京5R・芝2000m、荻野極「攻め馬でもいいものを感じていました。前半はごちゃつくところがあったが、しっかりとリカバリーして、馬の能力で勝たせてもらいました。いい馬です」(B、★★★★) ギフテッド(牝、父モーリス、美浦・武井) 土曜中山5R・芝1600m、菅原明「調教の時にチップで動いた時よりも、芝の方が走りは良かった。何とか走り切りましたが、まだまだ非力。いいものはあるので、これから成長してほしいです」(C、★★★) タマモカンパネラ(牝、父ナダル、美浦・伊藤圭) 土曜中山6R・ダート1800m牝馬限定、戸崎圭「いろいろ課題のある馬だけど、大外枠だったのでスムーズに走れました。これから成長して課題をクリアしていければ」(C、★★★) トゥロン(牝、父ナダル、栗東・佐々木) 土曜中京5R・ダート1400m、西村淳「いい勝ち方ができましたね。このまま順調にいってくれれば」(C、★★★) ミツカネリブラ(牡、父シルバーステート、美浦・清水英) 日曜中山6R・ダート1800m、菊沢「追い切りで動けていると聞いていました。ずっと脚を使わせる厳しいレースをさせてしまいましたが、よく勝ってくれました。力のある馬で、これから楽しみです」(C、★★) (レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)