動画やゲームをやり始めたらとまらない! 発達特性の強い子に効く3つのヒントを、発達支援のプロが伝授
動画を上手に活用するためのヒントを紹介します。 ●親子の会話の糸口や、子どもの興味・関心に気づくきっかけに 「最近、何を見ているの?」「どんなところが面白いの?」などと会話をすれば、子どもも楽しく話してくれる。 ●外出を嫌がる子の場合、お出かけ先の動画で情報を得て出かけやすくする 「今度のお休みの日に行くところを見てみよっか」と親子でチェック。子どもが関心を持ってくれる。 ●勉強を楽しく教える動画を学びのツールに 歴史や算数など、教科書やテキストだけでは興味が湧かなかったり、理解しづらかったりする部分を動画がフォローしてくれる。 ●話の上手な人気YouTuberの動画を見て、語彙力・会話力アップ わかりやすい説明や人をひきつける話し方など学べることがたくさんある。 ●親自身も知らない情報をうまく得るツールに 「なんで知っているの!?」というのが、実は動画が情報源になっている場合も。流行りのものからマニアックな知識までさまざまな情報が得られる。 ■うまく切り上げるコツは「始め方」! ――動画に対する親側のとらえ方が大事なんですね。では、子どもとバトルせずに動画やゲームを終わらせるためにはどうすればいいのでしょうか? ただ「やめなさい」と声をかけるだけで動画やゲームをやめるのは難しいものです。親御さんができる声かけのヒントを3つご提案します。 1)やめた後の「楽しみ」を用意する 子どもにとって、やり始めてからの「やめなさい」はキツい。始め方が肝心です! 「〇〇のステージが終わったらどんなふうにクリアしたか教えてね!」「動画を見終わったらおやつにしよう」など、終えた後に一緒にできる楽しいことを用意しましょう。そして始める前に伝えておくことが効果的です。もし終わった後にすることが宿題なら、「カリカリタイムしよう」など、楽しい言い方をしてみるとお子さんのとらえ方も変わると思います。 2)どうしてもやめられない場合は登校前に どうしてもやめられない場合は、朝学校に行く前の時間を動画やゲームの時間にして、出発する時間がきたら終わりに。帰宅後は別の楽しいことを準備しておくという方法もあります。