米国株式市場=3指数下落、ダウは9日続落 FOMC結果控え警戒感
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終え、ダウ工業株30種は9営業日続落となった。この日発表の経済指標で消費の底堅さが示される中、米連邦準備理事会(FRB)の政策決定を控えて慎重ムードが強まった。ダウの9営業日続落は1978年2月以来最長。 米商務省が発表した11月の小売売上高は前月比0.7%増加。自動車やオンライン販売の加速に支えられ、エコノミスト予想の0.5%増を上回った。 18日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)の利下げがほぼ完全に織り込まれている。特に注目が集まるのは同時に公表される経済見通しで、来年の利下げペースの手掛かりを与える可能性がある。 アルビオン・フィナンシャルのジェーソン・ウェア最高投資責任者は、誰もが25bp利下げを織り込み済みとした上で「パウエルFRB議長の会見での発言や経済見通しがどのような内容になるかは不透明なため、やや警戒感が広がった」と述べた。 S&Pの主要11セクターのほぼ全てが下落し、工業が0.9%安で下げを主導した。一般消費財セクターはテスラの3.6%高に支えられて唯一上昇した。みずほはテスラの目標株価を285ドル引き上げ515ドルとした。 株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数は約3週間ぶりに15を上回り、11月21日以来の高水準となった。 また、高金利により敏感とされる、小型株中心のラッセル2000は1.2%下落した。 個別銘柄ではファイザーが4.7%高。2025年の利益見通しが市場予想とほぼ一致した。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.77対1の比率で上回った。ナスダックでも1.79対1で値下がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は約161億7000万株。直近20営業日の平均は141億1000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 43449. -267. -0. 43656. 43656. 43336. 90 58 61 47 47 22 前営業日終値 43717. 48 ナスダック総合 20109. -64.8 -0. 20095. 20148. 20004. 06 3 32 62 83 73 前営業日終値 20173. 89 S&P総合500 6050.6 -23.4 -0. 6052.5 6057.6 6035.1 種 1 7 39 5 8 9 前営業日終値 6074.0 8 ダウ輸送株20種 16404. -175. -1. 27 96 06 ダウ公共株15種 991.67 -4.19 -0. 42 フィラデルフィア 5169.7 -86.2 -1. 半導体 9 7 64 VIX指数 15.87 +1.18 +8. 03 S&P一般消費財 1959.7 +5.52 +0. 2 28 S&P素材 551.64 -2.67 -0. 48 S&P工業 1149.2 -10.4 -0. 2 5 90 S&P主要消費財 883.73 -1.10 -0. 12 S&P金融 814.75 -5.66 -0. 69 S&P不動産 264.52 -1.42 -0. 53 S&Pエネルギー 656.83 -5.05 -0. 76 S&Pヘルスケア 1617.8 -0.87 -0. 4 05 S&P通信サービ 354.44 -2.13 -0. ス 60 S&P情報技術 4731.8 -19.2 -0. 8 3 40 S&P公益事業 387.07 -1.49 -0. 38 NYSE出来高 12.10億 株 シカゴ日経先物3 ドル建て 39360 - 大阪比 月限 40 シカゴ日経先物3 円建て 39255 - 大阪比 月限 145