「特殊詐欺にだまされないで」 高校生がオリジナルデザインのトイレットペーパー配り街頭啓発/京都府福知山市
京都府福知山市大江町金屋、大江高校3年生たちが10日、町内で特殊詐欺被害防止の街頭啓発をした。被害に遭わないように注意書きを添えたオリジナルデザインのトイレットペーパーを買い物客らに配布した。 全国的に特殊詐欺被害が後を絶たないことから、町内の福知山署4駐在所と大江高校が連携し、毎年啓発活動をしている。 今年の啓発物はトイレットペーパーに決め、包み紙に注意書きを記して配布する計画を立てた。
包み紙のデザインは、映像デザイン系統の2、3年生19人が地域創生学の授業で考え、出来たものの中から、大江駐在所の東海裕司警部補が、3年の中易千乃さんの作品を選んだ。 中易さんのデザインは、「電話で『お金』は詐欺!」「騙されないで!」「STOP!特殊詐欺」の言葉とともに、大江山の鬼や犯人からかかってきた電話に出る女性の姿を描いている。 街頭啓発には、映像デザイン系統の3年生10人や東海警部補らが参加した。トイレットペーパーは100個を準備。河守のスーパー前など2カ所に分かれて、買い物客らに手渡した。 3年の女子生徒は「声掛けは少し恥ずかしい面もありましたが、詐欺の被害が無くなることを願いながら配布しました」と話していた。