イギリスGPが2034年まで開催決定…1950年F1始まりの地、伝統のシルバーストンが10年の契約延長|F1
シルバーストンで開催されているイギリスGPが10年の契約延長に合意し、2034年まで開催されることとなった。現地時間8日『F1』公式が明らかにした。 F1のステファノ・ドメニカリCEOは「この合意により、イギリスGPがさらに10年間カレンダーに残る。この発表をうれしく思う」との声明を発表している。 「シルバーストンはF1の歴史の中心にある象徴的なサーキット。グランプリ開催90周年を迎えようとしているこのイベントは、コース上での素晴らしいレース、コース外では素晴らしいファンにより、多くのサポーターを魅了し続けている」 「BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のピーター・ディグビー氏、スチュアート・プリングル氏、そしてシルバーストンのチーム全員による、イギリスGPをさらなる高みに引き上げるための多大な努力と献身に感謝したい」 イギリスGPの開催地、シルバーストンは1950年の第1戦、記念すべき最初のF1グランプリが行われたトラックでもある。このレースはアルファロメオのジュゼッペ・ファリーナが勝利を収め、同年は3勝をマークしたファリーナが初代ワールドチャンピオンに輝いた。 イギリスGPはシルバーストンの他にエイントリーやブランズ・ハッチと持ち回りだった時期もあったが、1987年以降は現在に至るまで一貫してシルバーストンで行われている。 近年のF1は新たな市街地トラックでのレースが増える傾向にあった。だが今回はF1最初の歴史を刻んだ、伝統的なパーマネントサーキットが長期の契約延長を結ぶ運びとなっている。
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