トランプ氏の免責特権認めず 口止め料事件でNY州地裁
【ニューヨーク時事】トランプ次期米大統領が有罪評決を受けた不倫口止め料不正処理事件を巡り、ニューヨーク州地裁は16日、大統領の「免責特権」適用は認められないとの判断を下した。 米メディアが報じた。 トランプ氏側は7月、別の事件で連邦最高裁が大統領在任中の公的行為は起訴を免れるとの判決を出したことを受け、口止め料事件にも適用されるべきだと主張。有罪評決の取り消しを求めていた。 これに対し州地裁は、検察側が立証に用いた証拠は「完全に私的な行為」に関するもので、連邦最高裁の判決は適用されないと指摘。トランプ氏側の訴えを退けた。