最年長71歳、青野九段が引退 「それなりにやったかな」
将棋の現役最年長棋士、青野照市九段(71)は13日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第37期竜王戦ランキング戦6組昇級者決定戦で、泉正樹八段(63)に敗れて現役最後の対局を終え、同日付で引退した。 終局後、青野九段は「まあまあの将棋だったが、(逆転で敗れて)私らしい終わり方だった。(現役生活)50年というのはあまりいない。それなりにやったかなと思う」と話した。 静岡県焼津市出身で、1974年にプロ入り。順位戦最上位のA級には11期在籍した。タイトル獲得経験はないが、一般棋戦の優勝は4回。日本将棋連盟の専務理事などを務めた。通算成績は800勝899敗。