玖村将史が1RKO勝ちで「K-1の55kgの厳しさを教える」。準決勝で対戦の大久保琉唯は「超一生懸命練習して勝ちに行く」【K-1】
「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「-55kg世界最強決定トーナメント」の1回戦で玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)がアントニオ・オルデン(スペイン/El Origen Thaimartin/Orden Team)と対戦し、1R56秒で左フックでKO勝ちを収めた。 1R、オーソドックスの玖村とサウスポーのオルデン。玖村が右インロー、右ミドル。オルデンの左インローがローブローで一時中断。再開後、オルデンの左ハイにパンチを合わせる玖村。なおも圧をかけミドル、そして左フックの玖村。オルデンが前に出て左のヒザを出したところに左フックをカウンターで打ち抜くとオルデンはダウン。そのまま立ち上がれず、玖村のKO勝ちとなった。 玖村は試合後のマイクで「どうですか? 前の2試合とはレベルが違うでしょう? なめんなって感じっすね。僕は決勝で金子選手にリベンジすることだけ見ているんで。9月に絶対にやり返すんで、見に来てください。僕がK-1 WORLD MAXを背負っていくんで」と自分の試合の前に判定勝ちを収めた大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と延長の末、KO勝ちを収めた璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)との違いをアピールした。
準決勝で玖村と対戦する大久保はジャオ・ジェンドン(中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。 1R、ともにオーソドックスの構え。いきなり強烈なローの大久保。大久保はなおもワンツー、右ロー。ジェンドンもワンツー。大久保は右フックをねじ込む、ジェンドンは右ミドル。距離が詰まり組み合う。大久保が距離を詰めるとジェンドンがパンチを合わせる。圧をかけるジェンドンに大久保もパンチで迎撃。しかしジェンドンが組み止め、ホールディングの注意が出る。大久保の右のパンチがジェンドンの顔面をとらえるシーンが増える。大久保はローからワンツー。ジェンドンはその打ち終わりにカウンター。大久保のワンツーにカウンターで左フックのジェンドン。 2R、ともに回転の速いパンチを打ち合う中、ジェンドンにホールディングで注意が出る。大久保は左ジャブ、左ミドル。ジェンドンのパンチはガードし、大久保が右カーフ。大久保は左ジャブを突いていく。ジェンドンがローを放ったところに大久保はカウンターでワンツー。大久保が入るところに逆にジェンドンがカウンターを狙う。大久保は圧をかけてパンチを連打。ジェンドンも押し返し、バッティングが発生。一時中断。ジェンドンに注意が出る。大久保は回転の速いパンチ、前蹴り。ジェンドンも打ち返す。大久保は右ハイ。ジェンドンが右カーフ。大久保もローを打ち返す。ジェンドンが圧をかけると大久保は足を使ってかわす。