24年度新入社員が上司に期待したこと「定期的なフィードバック」、望む理想は「丁寧な指導」【日本能率協会調べ】
「仕事をしていく上での不安」は、「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」23.2%、「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」20.3%が上位で、「仕事での失敗やミス」10.4%がそれに続く。属性別で見ると、「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」は高校卒外群のほうが、「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」「仕事での失敗やミス」は高校卒群のほうがそれぞれ約5.0pt高い。
なお「仕事での失敗やミス」については、新入社員にとって抵抗のある行動で「上司や先輩からの指示が曖昧でも、質問をしないで、とり合えず作業を進める」22.1%が1位であったことから、ミスをしたくないことと、曖昧なまま作業をすすめたくないことの関連性が見受けられるとのこと。
さらに“職場で遭遇するシチュエーション”をあげ「遭遇した場合にどの程度転職を考えるか」(そう思う+どちらかと言えばそう思う)を聞くと、「職場の人間関係が悪い時」15.7%、「社風や企業文化が自分に合わないと感じたとき」14.3%、「会社の将来性が見込めなくなったとき」13.9%が上位に並んだ。「職場の人間関係が悪い時」について属性別でみると、「転職を考える」は高校卒群のほうが7.2pt、女性のほうが7.6pt高かった。
調査概要
・【調査対象】日本能率協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者 ・【調査方法】研修実践時に記入(入力)・回収 ・【調査時期】2024年4月2日~5日 ・【有効回答数】673人(男性427人、女性243人、その他3人)(製造業262人、非製造業411人)