このレベルで選外!? 日本代表招集外メンバーの市場価値ランキング1~10位。虎視眈々とメンバー入りを目指す男たち
6位:藤本寛也(ふじもと・かんや)
生年月日:1999年7月1日 所属クラブ:ジル・ヴィセンテ(ポルトガル) 市場価値:400万ユーロ(約6億4000万円) 24/25シーズン成績:8試合5ゴール2アシスト 市場価値ランキング6位にランクインしたのは藤本寛也だ。東京ヴェルディユース出身の同選手は、2018年にトップチームへと昇格し、リーグ戦25試合3ゴール3アシストを記録。デビューシーズンながら輝きを見せ、2020年夏にポルトガルのジル・ヴィセンテへと加入した。 移籍初年度は途中出場が大半だったものの、2年目の21/22シーズンからインサイドハーフのレギュラーをつかみ取り、リーグ戦32試合に先発出場した。昨季はトップ下のポジションでプレーする機会が多く、7アシストを記録するなど、チームの中心選手として躍動している。 5シーズン目を迎えた今季は得点面で開花。第2節でハットトリックを記録すると、リーグ戦では直近4試合連続で得点に関与しており、すでに得点数はキャリアハイとなっている。市場価値も右肩上がりで、加入時45万ユーロ(約7200万円)だった市場価値は400万ユーロ(約6億4000万円)まで上昇している。 さらに、ポルトガルに移籍してからは毎年100万ユーロ(約1億6000万円)ずつ上がっており、とても順調なキャリアを歩んでいるといえるだろう。
5位:佐野航大(さの・こうだい)
生年月日:2003年9月25日 所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ) 市場価値:500万ユーロ(約9億円) 24/25シーズン成績:7試合1ゴール0アシスト NECナイメヘンに所属する佐野航大が市場価値ランキング5位に入った。同選手の市場価値は500万ユーロ(約9億円)となっている。 同選手は米子北高等学校の1年次から背番号10を背負い、鳴り物入りでファジアーノ岡山へと加入。岡山では高卒1年目から出場機会を得て、中盤やサイドハーフなど、マルチポジションでプレー。在籍した2シーズンでリーグ戦48試合に出場し、2023年シーズン終了後にNECナイメヘンへと移籍した。 J2から2年でのステップアップとなった佐野は、オランダの地でも躍動する。昨季は第18節からスタメンの座を譲ることなく出場を重ね、シーズンラスト2試合では連続でゴールを記録した。今季も開幕戦で得点をマーク。ウイングが本職ではあるものの、所属クラブではダブルボランチの一角で出場することもあり、成績以上に価値のある選手に成長している。 その成長ぶりは市場価値にも表れており、佐野が記録した500万ユーロはNECナイメヘンの中でも2番目の数字。同クラブでともにプレーしている日本代表の小川航基よりも高い数値となっている。 パリオリンピック(五輪)でのメンバー入りは叶わなかったものの、A代表初招集も秒読み段階といえるだろう。