このレベルで選外!? 日本代表招集外メンバーの市場価値ランキング1~10位。虎視眈々とメンバー入りを目指す男たち
10月シリーズで、日本代表は招集メンバーに27人の選手を選んだ。もちろん、選出された選手は各リーグで目覚ましい活躍を見せているが、選外になった中でも多くの選手が大活躍を収めている。今回は招集外となった選手の中で最も市場価値が高い選手をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は『transfermarkt』参照、常連の冨安健洋、伊藤洋輝、浅野拓磨らは対象外とする
10位:常本佳吾(つねもと・けいご)
生年月日:1998年10月21日 所属クラブ:セルヴェット(スイス) 市場価値:250万ユーロ(約4億円) 24/25シーズン成績:9試合1ゴール1アシスト サッカー日本代表、招集外メンバーの市場価値ランキング10位は常本佳吾だ。スイスのセルヴェットでプレーしている同選手の市場価値は250万ユーロ(約4億円)となっている。 2021年に明治大学から鹿島アントラーズへと加入した常本は、その年のシーズンからリーグ戦26試合に出場し、即戦力として十分すぎるほどの働きを見せた。それからは鹿島に欠かせない戦力として右サイドバック(SB)で躍動し、2023年夏にセルヴェットへと加入することとなった。 移籍当初は怪我で出遅れたものの、復帰以降は右SBのレギュラーとして活躍。三笘薫を封じるほどJリーグで脅威となっていた守備は異国の地でも輝き、試合ごとのインターセプト数でリーグトップの数値(データサイト『Sofascore』参照)を叩き出すなど、抜群の安定感を見せている。 セルヴェットでの2シーズン目となった今季は、第5節のヤングボーイズ戦でスイスリーグ初ゴールを記録している。そんな常本だが、代表に選出された経験はU-17日本代表が最後。 3バックシステムを採用している現在の日本代表には適正ポジションがないかもしれないが、代表で見てみたい選手の1人だ。
9位:毎熊晟矢(まいくま・せいや)
生年月日:1997年10月16日 所属クラブ:AZアルクマール(オランダ) 市場価値:300万ユーロ(約4億8000万円) 24/25シーズン成績:9試合0ゴール0アシスト 市場価値ランキング9位には、今夏AZアルクマールへと加入した毎熊晟矢がランクインした。同選手の市場価値は、セレッソ大阪時代の150万ユーロ(約2億4000万円)から、海外移籍を機に300万ユーロ(約4億8000万円)に倍増している。 V・ファーレン長崎でプロキャリアをスタートさせた毎熊は、2021年にリーグ戦9アシストを記録し、翌シーズンからC大阪へと加入。高い攻撃力を武器に右サイドバック(SB)で躍動し、昨年日本代表に初招集となった。代表デビュー戦となったトルコ代表戦でいきなりアシストを記録すると、その後も代表に定着し、今年1月に行われたAFCアジアカップでは4試合に出場している。 代表の右SBに定着したかに見えた毎熊だったが、アジアカップ後は1度も代表に招集されていない。システム変更の影響で、同じようなプレースタイルの菅原由勢が代表でほとんど試合に出られていないことを考えると、毎熊の前に立ちふさがる代表招集の壁は想像以上に高いのかもしれない。 代表に復帰するためにはまず、今夏加入したAZで優れたパフォーマンスを見せるしかないだろう。