戦力アップ成功!? J1夏の補強評価ランキング1~10位。充実したスカッドを作り上げたのは?
驚きの新戦力補充! 優勝へ超本気、今やJ屈指の破壊力
4位:FC町田ゼルビア 【IN】 • 新井栄聡[大分/新加入] • 中山雄太[ハダースフィールド(イングランド)/新加入] • 白崎凌兵[清水/期限付き] • 相馬勇紀[名古屋/新加入] • 杉岡大暉[湘南/期限付き] 【OUT】 • 奥山政幸[仙台/期限付き] • 山口瑠伊[川崎F/期限付き] • 青木義孝[長崎/期限付き] • 池田樹雷人[福岡/期限付き] • 沼田駿也[鹿児島/期限付き] • 髙橋大悟[大分/期限付き] • 宇野禅斗[清水/期限付き] • 稲葉修土[鹿児島/期限付き] • 平河悠[ブリストル・シティ(イングランド)/期限付き] • 奥山洋平[山口/期限付き] • 三鬼海[相模原/期限付き] FC町田ゼルビアは、J1初制覇に向けてその本気度をサポーターに示した。日本代表級の選手を多く獲得し、他のチーム、サポーターを驚愕させた。そしてその新戦力たちがチームに馴染んで貢献するのに時間はかからなかった。 特に中山雄太と白崎凌兵と杉岡大暉の加入によって、ボール保持の局面をちらつかせ始めたのはリーグ制覇に向けて明るい材料だろう。右サイドバックの望月ヘンリー海輝を前に押し出しながら杉岡と昌子源と中山の最終ライン3人、アンカー的に振る舞う白崎によって、望月の高さを生かした対角の逃げ道を用意しながら、下の出口を使えるようになっている。 個人に目を向けると、やはり中山と杉岡の対人能力はJリーグ屈指のものだ。ハイプレスと迎撃を繰り返しながらショートカウンターに出ることが多い町田にとって、個人で潰し切って守備を完結できる2人の加入は戦力アップでしかない。 平河悠の海外移籍によって攻撃面では縦の推進力を失ったが、名古屋グランパスから相馬勇紀を迎え入れた。縦への推進力は当然のように相馬もJリーグではトップレベルにあり、そこから繰り出されるクロスやカットインのクオリティも高い。もともと多くの戦力を抱え、その選手層はJリーグでもトップクラスだったが、そこからさらにその質を上げて、J1制覇に挑戦している。