スーパーカー世代には忘れられない名車!? 70年代のブームをけん引した“世界初のスーパーカー”ランボルギーニ「ミウラ」ってどんなクルマ?
世界初のスーパーカーである「ミウラ」の極上車がオークションに登場
数多くある自動車のなかで、“世界初”のスーパーカーとしてあらゆるファン層から支持を得ているクルマがランボルギーニ「ミウラ」です。 【画像】「えっ…!?」これが世界初のスーパーカー!? 写真で見る(24枚)
1967年に誕生したミウラは、ランボルギーニ初のミッドシップモデルとして当時としては考えられないほどの美しいフォルムのクルマとして、大きな注目を集めました。 デザインはイタリア工業デザインを代表する「ベルトーネ」のなかでも、天才カーデザイナーとして名高いマルチェロ・ガンディーニ氏が担当しました。 日本のスーパーカーブームの立役者でもあるマルチェロ・ガンディーニ氏は、ミウラの後継車種である「カウンタック」のデザインも担当しています。 ミッドシップならではの低いボンネットやBピラーに設けられたエアインテークは、現在のスーパーカーに通じるもので、半世紀以上も前のクルマとは思えないほどの美しいデザインです。 ミウラは流麗なボディライン以外にもポップアップする丸目のヘッドライトが特徴的で、初期型のモデルである「P400」と「P400S」には通称まつ毛と呼ばれる装飾が施されていました。 その後、最終モデルである「P400 SV」のヘッドライト周りはシンプルなパネルに変更され、同時に軽量化にも貢献しています。 さらにP400 SVではボディデザインもフロント、リアともにカウル形状が変更され、リアフェンダーも大きくワイド化されました。 そんなP400 SVのパワートレインは3.9リッターV型12気筒とP400とP400Sと同じ型式ですが、ピークパワーは15㎰アップの385psまで高められました。 また、これまでのミウラではオイルの潤滑をエンジンやミッションまでエンジンオイルでまかなっていましたが、P400 SVでは個別のオイルパンを使用することでトラブル回避に貢献します。 そんなミウラのなかで最も価値の高いP400 SVが、オークションハウスの老舗である「サザビーズ」に出品されて注目を集めています。