スーパーカー世代には忘れられない名車!? 70年代のブームをけん引した“世界初のスーパーカー”ランボルギーニ「ミウラ」ってどんなクルマ?
ジャミロクワイのボーカル「ジェイ・ケイ」の元愛車 驚きの落札金額とは?
今回の出品車両は1972年式で、ボディカラーはロッソ・コルサ(赤)となっており、走行距離はメーター読みでわずか202kmしか走っていない個体となっています。
さらに今回の出品で話題になったのは、歴代オーナーのなかに「ジャミロクワイ」を率いるボーカルの「ジェイ・ケイ」が含まれていることです。 エクステリアはP400 SVからワイド化されたリアフェンダーが特徴で、スーパーカーらしいアグレッシブな印象を与えます。 また、フェンダーの拡大に伴い、リアサスペンション下部のアンカーポイントとアームが改良されたことで130mm近くワイドトレッド化し、リアのトラクション性能も向上しました。 さらにタイヤサイズも前後異形サイズに変更され、フロント205mmに対してリアは50mm広い255mmになりました。 同時にホイールサイズもフロントが7.0J×15に対しリアが9.0J×15と拡大されています。 インテリアはダッシュボードやシートなどがグレーのレザーで覆われ、スピードメーターは320km/h、タコメーターは1万回転まで目盛りが刻まれており、当時としては異例なスペックだということを物語っています。 内外装のコンディションは非常によく、ホイールやエンジンルームをとっても、劣化を確認するのが難しいほど修復されており、イタリアのブランド専門家、クレモニーニ・カロッツェリアによってレストアがおこなわれました。 レストア後はほとんど使用されておらず、大切に保管されたまま今回の出品に至ったようです。 ※ ※ ※ 今回のオークションは落札希望価格は275万ドル(約4億3268万円)から350万ドル(約5億5069万円)となっていましたが、6月1日に行われたオークションの結果では最終的に490万ドル(約7億6663万円)まで高騰、落札されました。 クルマとしては高額取引となりますが、世界初のスーパーカーであり、わずか150台しか製造されなかったSVシリーズの極上車ということを考慮すれば、妥当なのかもしれません。
Peacock Blue K.K.