顔がむくむ11の原因、対処法、予防法を医師が解説!
ワインを飲みすぎたり、スクラブで肌を擦りすぎてしまったにしても、顔がむくんでうれしい人はいない。でも、顔が腫れぼったくなる原因に心当たりがないときは? もしかすると、別の問題が起きているのかも。 【写真】食べてスッキリ!「むくみ」を解消してくれる8つの食材 テネシー州ナッシュビルを拠点とする家庭医のローラ・パーディ医学博士によると、たまに顔がむくむくらい大した問題ではない。ストレスを溜めていたり、水分が不足していたり、メイクをしたまま寝たり、お酒を飲みすぎたりするとむくみはカンタンに発現するもの。 でも、より深刻なのは、アレルギー反応によって突然顔が腫れてしまったとき。その場合、ワシントン大学医科大学院で皮膚科学と健康科学の教授を務めるアダム・フリードマン医学博士いわく、ステロイド外用薬で治療が可能なケースもあるが、通常は民間療法では治せないという。 重度の血管浮腫やアレルギー反応によって引き起こされる突発性の腫れがそのひとつで、顔と呼吸器の粘膜が影響を受けると呼吸困難に陥る可能性があり、命に関わる緊急事態にもなりかねない。 また、ニューヨーク市を拠点とする皮膚科医のマリサ・ガーシック医学博士によれば、顔のむくみは感染症、疾患、薬の副作用など、さまざまな原因によって引き起こされる。
顔のむくみで診察を受けたほうがいいときは?
触ると痛い、むくみが激しい、あるいは発熱、発疹、灼熱感、関節痛などの症状を伴う場合、これらは感染症による症状でもあるため医師の診察を受ける必要がある。パーディー医学博士いわく、むくみが悪化したり、むくみが何日も続く場合にも病院へ行くのがベスト。 乾癬を専門とする皮膚科医のファラナク・カマンガー医学博士によると、顔のむくみに加え、激しい痛みや呼吸困難、嚥下困難、喉の圧迫感、かゆみ、蕁麻疹、失神を伴う場合、これらは早急な処置が必要な重度のアレルギー反応による症状かもしれないので、すぐに医療機関を受診する必要がある。 自分のことを一番よく知っているのは自分しかいないということを、常に忘れてはいけない。病院に行くべきか迷っているなら、きっとそれは行くべき。